桜開花情報を見ていたら三重県の三多気の桜の写真が出ていて、
あっこれ見てみたいと思って奈良方面に決定。
 

中心部は混雑するので嫌だったけど、時間がたっぷりあるのでとりあえず奈良公園に寄りました。
庭を見ながら食事のできる三秀で麦トロの昼食。
後から入ってきた若い外人のカップルも麦トロを注文。
御飯にかける前にトロロの匂いを嗅いでましたよ。
どんな味に感じたんだろうね。
 
散策が終わって駐車場に戻り精算しようと券を入れたがうんともすんとも言いません。
備え付けの電話で管理会社に電話すると「車種と色とナンバーを言って、別のボックスに千円入れてください。」
隠しカメラで監視されてるんだ。やだな。
指示通りにするとやっとゲートが開きました。
 

歴史好きにはたまらない街、大宇陀に古い街並みがあるらしいので行ってみると、すぐ近くに「又兵衛桜」ってのがありました。
その日は街並みだけ見て桜は翌朝に撮ることにしたんだけど、寝過ごしてしまって目が覚めたのが六時過ぎ。太陽はとっくに昇ってしまってた。残念。
この桜を目立たせるために後から桃の花を植えたとか。
 
この後、大台ケ原の大蛇嵓（だいじゃぐら）をもう一度見たくて行ってみたが、大台ケ原ドライブウェイに通じる道まで来ると「凍結・積雪のため4月21日まで通行止め」の看板が。
うはぁ～まだ雪残ってるんだ。
 

三多気の桜は三重県ですがほぼ奈良との県境です。
夕方の五時前に到着したので撮影場所を確認しておこうと、寺の参道を登って行きました。
急な坂道ですが数百メートルほどで目的地です。
たどりつくとおばちゃんが一人だけ写真を撮ってます。
地元の人だそうで「朝五時半ごろに日が当たり始めるからその頃に来るといいよ。私も明日また来るから。」って。
 
翌朝五時に来るともうすでに50人ほどのカメラマンが待機してました。
ちょうど登ってくる道に向かって撮影するので次から次へと人が来ます。
桜の下で立ち止まろうものなら「早くどいて～」って言われます。
そのうち棚田の持ち主が田んぼの見回りに来ました。
遠くて見分けがつかなかったのか数人のカメラマンが「邪魔！邪魔！どいて～」と言ってしまった。
 
すると持ち主が「自分の田んぼ見回りに来て何が悪いんや！」とえらい剣幕。
他のカメラマンが、「邪魔！」って言ったカメラマン達に向かって
「人を見て注意しなよ。来年から立ち入り禁止にされたらどうする」って。
 
仮に観光客が見ていても文句を言ったらダメだと思うよ。
黙って立ち去るのを待つべし！　カメラマンだけの桜じゃないんだから。
いやぁ～　にぎやか　にぎやか。