吹雪もなんのその岩手

出かける日に青森の天気予報を調べてみると一週間ほど雪マーク。
太平洋側の岩手が多少の晴れマークが出てたので急遽岩手に変更。
 

先に言ってくれないと

夜の九時頃に大船渡市の穴通磯の駐車場にいると一台の車がやってきました。
明日に備えてレンズの掃除をしていると、その人も写真を撮りに来たみたいで話しかけてきました。
しばらく話しているとその人が「米さんって知ってますか?」と聞いてきました。
 
私:「はい」
 
その人:「あの人の写真どう思いますか?」
 
私:「う~ん あんまり好きじゃないです」
 
その人:「どうして?」
 
私:「色が派手過ぎて被写体自体はつまらないです」
 
その人:「米さんは私の二番弟子なんです」
 
私:「えーーー!!」
 

その時点でやっとその人がプロのカメラマンって知りました。
名刺を頂いたんですけど前川彰一さんって名前でした。
私は普通は日没後一時間ぐらいまでしか撮らないけど、その人はついさっきまで撮ってたそうで目からウロコです。
夜の十時だというのに「今から明日の下調べついでに海岸撮りに行きましょう」と誘われて、夜の撮影の楽しみ方をちょっと教えてもらいました。
 
ところが~ レリーズが故障してしまって、一番上の写真はバルブで104秒なんだけど手でシャッターを押しっぱなしでぶれてしまった。
二番目の写真は翌朝同じ場面を日の出前に五秒のSSで撮れました。
その日はお昼前まで一緒に写真を撮って、彼はこれから宮古に行くそうで私は先に遠野に行きたかったので別れました。
ふぅ~~~、緊張した。
 

遠野

めがね橋、曲がり屋、昔話村、ザシキワラシ、カッパ淵、水車小屋・・・。
 
見所は多そうなんだけどどれもイマイチ。
ふるさと村が多少ましかな。
遠野ってよく聞くので期待してたんだけど。
 

八幡平

岩手は海岸線もいいけど、内陸に入っても見所が多かった。
アスピーテラインは冬季は通行止めだけど、御在所温泉までは行けたのでけっこう高い所からの景色も楽しめました。
 
こういうのを見ると冬山に魅せられた人の気持ちがわかるような気がする。
すごい景色が待ってるんだろうな。
体力もいるだろうけど。
 

錦秋湖

名前見ただけで秋が良さそう。
ここで二日間粘ったけどついに天気は回復しなかった。
金曜の夕方には高速に乗りたかったので、お昼過ぎに撮影をやめて近くの温泉へ。
 
今回上に書いたプロと話して、
「二週間も撮影旅行に出るアマチュアなんかほとんどいませんよ。せいぜい一泊か二泊ぐらいです。」と言われてしまった。
う~~ん、暇ですから。
撮影の考え方も間違いなかったので一安心。
 
走行距離 3.949km
 
アルバム「吹雪もなんのその岩手」アップしました。

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