やはり広い!冬の長野

年末からの寒波でさぞかし雪がたっぷりと思っていたら意外と少ない。
サービスエリアの観光案内所で聞いたら白馬か野沢方面だとたっぷりあると言うので、とりあえずは白馬を目指しました。
白馬まで行くと新潟はすぐなので先に蒲生の棚田と美人林だけ一日寄ってみることにしました。
 
 

地獄谷野猿公苑で

はぁ~~~極楽、極楽。
冬場は温泉から出る時、寒くないのかな。
観光客は日本人より外国人のほうが多いぐらい。
ちょうど地元のテレビ局が撮影に来ていて観光客にインタビューをしていました。
 
入り口の看板に注意事項が書いているんだけど、その中の一つに
むやみやたらに猿に話しかけないでください」って。
 

サルたちは寒い冬に温泉から上がっても湯冷めはしません。ヒトは、皮膚の汗腺から汗を出し、その気化熱で体温を調節しているため、湯上りに必要以上に熱を放出してしまうと、体温が急激に下がりすぎて湯冷めをします。サルのように全身を毛に覆われた動物は汗腺が少なく、汗をあまりかかないために、急激な体温変化は起こりにくいのです。
 
更に、寒冷地適応で体の末端の毛細血管が収縮し体温を奪われない機能が発達しています。そのため、サルはヒトと比べると湯冷めをしにくいと言えます。雪の上で裸足で暮らしていても霜焼けにならないのもそのためです。「地獄谷野猿公苑のHPより

 

天空の里「下栗」

山の急斜面にへばりつくように建っている集落。
道が狭くて集落の中は車一台がやっと通れる広さ。
シーズン(たぶん秋)になるとここを観光バスもあがって行くそうな。
集落には小学生がいるのでスクールバス用に一応除雪はします。
 
上まで行くと観光用に広い駐車場があります。
でもこの時期は観光客は一人もいなかった。
駐車場から細い山道を20分ぐらい歩くとビューポイントがあります。
夜景も撮りたくて暗くなってから往復したんだけど怖かった。
 

姨捨の棚田

眼下の街明かりは善光寺平です。
下に車を止めてここまで徒歩で登ってきて2枚ほど撮ると電池切れ。
うっかりと電池残量の確認をしていませんでした。バルブ撮影は電池の消耗が激しい。
で、車へ予備の電池を取りに往復、すっかり暗くなってしまった。
まだ少し空の明るさが残ってるうちに撮りたかったのに、トホホ。
欲を言えば月明かりでブルーに染まる雪の棚田を撮りたかった。
ここは田毎の月で有名らしいのでやっぱり田植え前がいいかな。
 

雲海に浮かぶ乗鞍岳

前日に翌朝の撮影ポイントが決まってない時はなんか嫌な気分。
この日も早朝に撮影ポイントが定まらないまま山道をウロウロ。
すると木立の隙間からなにやら雲海らしきものが見えました。
ナビで調べると近くにチャオ御岳スノーリゾートってスキー場があったので、そこなら視界が開けているだろうと直行。
 
久々にすごい雲海に出会いました。層が厚くてくっきりしています。
まだ前の林が邪魔になるけどスキー場のリフトもゴンドラも営業は8時30分からみたい。
う~~ん残念。
しかしここは岐阜県になるみたいだ。まぁいいか。
 

大王わさび農場の水車小屋

この写真とは無関係の話ですけど・・・。
 
朝の写真も撮り終わり温泉にでも入ろうかなと思い「るるぶ」で調べると「ぽかぽかランド美麻」ってのがあり、食事もできそうなのでそこに決めました。(旅先だと昼間に温泉に入る事はよくあります)
 
温泉に入っているとカメラをぶら下げた男性が近づいてきました。
「朝日新聞の者ですが温泉の紹介の記事を書いてるので露天風呂に入っている写真を一枚撮らせてもらえませんか?」と聞いてきました。
私「え~~っ!」
記者「横顔でいいんです」
 
(横顔だけでも誰だかわかるよ、兵庫の人間がなんで長野の温泉に浸かってるんだ、とか一瞬の間にいろんな事を考えてしまった)
 
私「すみません、他の人にしてください。」
記者「他に誰もいないんです。」
(見渡すとこんな時間に風呂に入ってるのは私だけだった)
私「いやぁ、やっぱり断ります。」
 
ちょうどその時、二人の入浴客が入ってきて記者はそちらに頼みに行きました。
ホッ!助かった!
家でこの話をしたらムチャ笑われた。
 
走行距離 3.386km
 
アルバム「やはり広い!冬の長野」アップしました。

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