冬は伊豆沼だけか宮城

冬の宮城って泣きたくなるほど被写体が少なかった。
3.11を宮城で迎えたけど去年はその五日前まで福島にいた事を思い出した。
 
 

貴重な十日分の朝を返して!伊豆沼

白石ICで降りて三日ほど内陸を走ったけど雪景色が似合いそうな場所が全然なかったので早々と伊豆沼に行きました。
ここでは雁が早朝に一斉に飛び立ってくれるかどうかが肝なんだけど、朝の六時半ごろにはその日の結果がわかってしまいます。
チャンスに恵まれるとこの写真の画面が雁でびっしり埋め尽くされた光景を見る事ができます。
 
この時期はなかなか一斉に飛び立たなくて結局は十日を無駄に過ごしてしまった。
条件としては空がオレンジに染まってる間に飛び立ってくれるだけなんだけど。
十月末から十二月にかけてがチャンスらしいです。
そういえば写真を撮りに来てる人は連日三人ほどだけだった。
 

復興にはまだまだほど遠い

伊豆沼の朝を見届けてから宮城のあちこちに行き、夜にはまた伊豆沼に戻ってくるの繰り返しになりました。
でも海岸部はまだまだ行くべきじゃなかったかも知れない。
「写真を撮る時は被災地の人々に配慮してほしい」の看板があったけど、観光客が押しかけて被災地の写真を撮っているのを見ると痛々しい。
 
夕暮れを撮ろうかと奥松島の大森高展望台に行ってきました。
誰もいない展望台で夕暮れを待っていると一組の若いカップルが登ってきました。
男性が「下の駐車場に止めてる姫路ナンバーの車の方ですか?」と聞いてきたので「そうですよ」と答えると、「私、高砂からです」って。
びっくり!
聞いてみると体育の教師になりたくて仙台の大学に来てるとか。
まさかこんな所で隣の市の人と会うとは。
 
ここからの帰りに被災地の写真を一枚だけ撮ってきました。
 

蔵王きつね村で

飼育されてる狐で防疫体制もしっかりしていてエキノコックスの心配もまったくないらしいです。
放し飼いで人に慣れてるらしいけど一眼レフを持っていたせいかすごく警戒された。
栄養が行き届いてるのか体型がちょっと丸くて精悍さがない。
 

好きじゃないとやってられない。 七ツ森湖周辺にて。

暗いうちから雪景色を撮っていると犬を散歩させてる人とかによく声をかけられる。
「遠い所から来たんじゃの~」とか「こんな所で何か撮る物ありますかの~」とか。
雪国の人は雪を見慣れてるから不思議なんだろうなぁ。
 
撮る事に集中してる時に話し好きな人に出会うと大変。
「もう2キロほど先に見晴らしのいい所があって○○山がよく見えるよ」
そんなこと言われるとその通りにしないといけないから痛し痒し。
「へ~そうなんですか、いい事聞いた。後で行ってみよう」とお茶を濁す。
 

雪景色は晴天がいいか 曇天がいいか? 柴田町 太陽の村付近で

私の場合は曇天のほうがいいですね。
晴天だとコントラストがきつくなるしどうしても白飛びが心配。
ただし夜明け前と夕暮れ時は晴天がいいと贅沢を言ってます。
 
ここは前回朝霧が見れたのでもう一度行っておきたい場所でした。
前夜から小雪が降っていたので夜が明けると一面の雪景色。
お昼ぐらいまでときたま小雪がぱらつく曇天でした。
 
この村は小高い山の上にあって宿泊施設とかレストランもあります。
ラーメンが有名みたいで雪の積もった山道だけどけっこうのお客さんが車でやって来ていました。
味噌チャーシュー麺を食べたけど、確かにおいしかった。町営なのかな。
 
走行距離 4.251km
 
アルバム「冬は伊豆沼だけか宮城」アップしました。

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